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Report No.01

(7) 札幌〜新千歳空港〜滝川(1998.8.11.)


麻生〜札幌 1119〜1202 新千歳空港 1247〜1427 滝川

 今年初の北海道の家で迎える朝であった。相変わらず、朝は肌寒い。最近の夏の北海道は日中でも気温が上がらないが、やはりこの朝の低い気温が北海道にいることを感じさせる。

実は、今泊まっているこの親戚の家は最近引っ越したばかりで、私も来るのは初めてであった。したがって麻生駅を一般利用するのも初めてであった。(前の最寄り駅は東豊線の環状通東)今日は再び麻生駅まで送ってもらい、新千歳空港まで、先に横浜でお世話になった叔母が北海道に来るので迎えに行き、これまた別の親戚の家がある滝川まで叔母と一緒に行って宴会を執り行う予定である。ひたすら親戚が登場するが、父も母も北海道出身なので、私の親戚のほとんどには北海道に夏に北海道に行ったときにしか出会えない。

 地下鉄南北線に乗って札幌駅まで行くが、乗った南北線の車両は新型であった。南北線は開通当初から地下鉄としては異例の2ドアの車両が走っていたが、乗客の増加、他の線との車両デザインの統一という観点から、4ドアの車両が走り始めている。どの線の新型車両も、新たなコンセプトとして白い車両のドア部分のみにラインカラーを施しており、私のようにあまり日常では利用しないがなじみの利用者には新鮮に感じられる。しかも自動放送である。札幌地下鉄といえば聞き取れない車内放送と訛った駅のアナウンスが私の中のイメージだったのだが、後者も東豊線開通後改善されているので昔のものとなりつつある。

 JR札幌駅の地下にある駅は、地下鉄では「さっぽろ」と表示する。おそらく札幌市内しか走らない地下鉄で「札幌」ではおかしいと考え、新しい地名として与えたのだろう。東京しか走らないのに「東京」とか、京都しか走らないのに「京都」とするセンスを私は疑う。市民意識に対してどこに存在するのかはっきり表示していないからだ。よっぽど「JR東京駅下」とか鉄道ファンには一悶着起こしそうな駅名の方がしっくりくると私は思う。その点で大阪の「梅田」は良くできた駅名だと思う。「博多」にしても、現在は福岡市内の一つの区として存在する地名なので、JRがその駅名を名乗っているからだとしても評価できる。

 以前は千歳へはバスが常識だったが、千歳空港のターミナルが移転して「新千歳空港」となり、JRが15分毎に快速「エアポート」を新設してからは鉄道にかなりの乗客が推移したのではないだろうか。なにしろ以前は「エアポートシャトルきっぷ」という特急も利用できる格安切符があったとはいえ、少ない特急を利用しないと話にならない状況であったのだから。今回もこの「エアポート」を利用することにする。

 快速「エアポート」に従事しているのは721系電車と781系電車で、後者は旭川まで特急として直通運転しているのがある関係上導入している1ドアまたは2ドアの特急電車である。今回乗った721系はそれと違い、3ドア転換クロスシートで、北海道という厳寒の地を象徴するかのように、3ドアでは全国唯一のデッキつきである。その721系電車は以前乗ったものとシートが変わっていた。どうもJR北海道はシートの張り替えに積極的である。

 快速は途中、新札幌、北広島、千歳、南千歳に停車する。北広島は「エアポート」が登場するまでは優等列車に全く縁のなかった駅で、昨今の住民増加、市制施行の中で快速停車駅に抜擢された。それに恥じず駅はきれいになり、駅前もかなり整備されていて、「エアポート」にも空港利用者に混ざって買い物客が乗っていたりする。しかし、こんな駅に止まっていても「エアポート」は空港までの利用客を今までと遜色ないサービスを確保し、36分で運んでくれるのだから大したものである。

 南千歳はもとの千歳空港で、ここから長い通路を通じて空港ターミナルと直結していた。全国の空港の中ではかなり便利な方であったが、新千歳空港はターミナルの直下にホームがある。南千歳から地下に入って新千歳空港に着くと、薄青色の光がとりかこむ落ちついた雰囲気のホームが迎えてくれる。ここの特徴は到着ロビーと出発ロビーへの通路が完全分離されているところで、利用者は多くとも流れがとぎれない。北海道各地の、より便利にすることを忘れない姿勢が好きだ。

 叔母を迎え、今度は先程述べた旭川行き直通電車に乗る。これは、札幌まで快速「エアポート」として運行し、札幌から特急「ライラック」に変わるものである。721系快速が6両に対してこれは4両で、1編成に6カ所しかドアがないから快速としては出入口不足で、たびたび遅延の原因になっている模様である。我々のような、滝川に行こうとするものには重宝する列車だが、対札幌輸送の中では欠点の一つであろう。なにより、空港から岩見沢、滝川、旭川方面の利用よりも、札幌までの利用と札幌からの利用の方が多いのである。いずれ何か対策がとられそうである。

 この親戚に限らず、酒飲みが多いのが一族の特徴で、空港から滝川までひたすらビールを飲み続けたような気がする。私にとっては、今回はスポンサーがいるから何より飲みやすい。札幌では冷静に方向転換したりしたが、見慣れた景色の石狩平野を疾走して、あっというまに滝川に着いてしまった。

 到着のホームをアナウンスで聞いて不審に思っていたのだが、降りてみるとやはり、到着するのは4番ホームであるはずなのだが、前の4番ホームが6番ホームになっている。千歳線の番線表示が新千歳空港開通と同時に番線表示を改め、札幌方面のホームから1番、2番と付けなおしたと聞いたが、それに関連する変更で、ホームにかからない中線2線を含めて2番増えたのだと予測する。実際、2、3番ホームがなく、後で訪ねた駅も変わっていたところが多かった。(元来、駅舎があるほうから1番線なのが風習で、砂川は旭川方面のホームに駅舎があるからそこが1番であったのが、これで3番ホームになってしまった。何か不自然ではある。)

 使いなれた駅でもこうした発見があるから旅は面白い。今日はこれでおしまいだが、これからも楽しみである。


完乗記録


もちろん、なし。


[01 北海道旅行'98]
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