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Report No.15

第一章 初体験 小松−羽田便


2000.3.27. 金沢−小松空港−羽田空港−天王洲アイル−品川−新宿−武蔵境
金沢 − 小松空港

 今回はどうやって東京へ行こう・・・・

 そんなコトも、普通の人なら時間と予算と目的地によって上越新幹線経由か、東海道新幹線経由か、飛行機で行くか、迷わずに決まるのだろう。ただし、これは金沢ー東京間の移動がこの3種類で拮抗しているからであって、選択できるというのは私のような変な人間にとっては好都合だ。

 そこで、今回は飛行機を選択した。なぜ今まで使ったことがなかったのだろうか?やはり値段が高かったからか。去年は同行者がいて、迷わず越後湯沢経由で東京入りしたが、今回は一人だし、飛行機も割引制度が充実していて、インターネットで空席照会したら特定便割引がまだ残っていたので、予約をしてしまった。去年の夏に千歳で入会したANAマイレージクラブの活用である。

 乗ることになったのは小松発1725のANA760便、これに乗るためには金沢駅を1時間10分前に出る「スーパー特急」と1時間30分前発の「特急」という2種類のバスがある。「スーパー特急」は金沢駅から高速道路に直行するタイプで、東京便にのみ接続する。これに対し、「特急」は金沢市内の武蔵が辻、香林坊などに停車しながら高速道路に向かい、全航空便に接続している。今回は私の家から出るバスが香林坊を経由して金沢駅へ向かうので、香林坊から乗れる「特急」が好都合だ。

 香林坊で「特急」バスを待つ。時間通りに来るわけもなく、次々に来るバスを観察することになる。ここは金沢市内でも特に本数の多いバス停で、行き先も様々だから見ていて飽きない。しかも、この日の前日のダイヤ改正で登場したLED(発光ダイオード)方向幕のバスを4台も見てしまった。北鉄バスは方向幕を方面別に色分けしているので、LEDにしてしまうのはどうかと思ったが、系統番号のところだけ通常の幕を用いている。しかもLED表示は思ったより見やすかった。やがて、遅れて空港行きのバスがやってきた。

 金沢駅からの利用者は「スーパー特急」を使うので、このバスには数人しか乗っていない。しかし香林坊や片町といった繁華街でそれなりの人数を拾っていく。しかしそれでも結構な余裕がある。地方ではクルマで空港へ向かう人が多いのは分かるが、多客期の東京便にしては少なくないか?と思っていると、金沢西インター手前の古府南というバス停でスーツ姿の男性が大量に乗ってきた。確かに付近は高速道路近くの流通団地のような場所で、出張帰りの利用が多いのだろう。意外な需要があるものだ。

 ここまでで遅れは相当なものになっている。高速道路で飛ばしても取り戻せそうにないが、さすがに接続便だから慌てることはないだろう。例によって?あまり十分な睡眠をとっていないので、ここは寝るに限る。

 気づけば小松インターを降りたところで、まもなく空港に到着。私は毎度お馴染みの横浜の叔母が金沢に遊びに来たときにクルマで迎えに来たことはあるが、利用するのは初めてである。今まで利用したことがある空港は羽田と名古屋と伊丹と千歳だけで、すべて千歳発着便のみである。乗った回数は40回近くになるが、本州内の便には乗るのすら初めてなのだ。

 バスが出発ロビーの前に到着したのは離陸の30分ほど前であった。ちょっといくらなんでもギリギリではないか?と思いつつ、空港内へ進んだ。


小松空港 1725−1830 羽田空港

 さて、私はインターネット予約なのでまだ搭乗券を入手していない。さっそく窓口で予約番号を伝え、手続きをする。初めてなのでちょっと不安だったが、しっかり席は確保されていた。真ん中の席になってしまうというが、飛行機で窓側にはいつくばっても景色が期待できるわけでもないので、これにはこだわらない。

 そして搭乗口へ。狭い地方空港なのでバスを降りてから金属探知ゲートまで、さっきの搭乗手続きを含めても10分くらいしかかかっていない。これならバスが多少遅れても問題ないわけだ。

 金属探知ゲートは苦手である。私はポケットに何でも突っ込むクセがあるので、必ず何か引っ掛かってしまう。今回は心当たりのあるものすべて予め外に出して、万全の体制で望んだつもりだったが、やはり引っ掛かってしまった。何かと思えば、内ポケットの手帳についている金具がダメだったらしい。

 もう時間が迫っているので、すでに並んでいる人がいる。しかし席はすでに指定されているのだから、ここで立って並ぶメリットは何もない。私の場合はとりあえず喫煙所に向かい、一服。一旦待合席に戻り、搭乗が始まって並んでいる人たちが続々と入り始めたら、また一服。そしてほとんどいなくなったら入場するのだ。これで何の問題もないし、今は全席禁煙になってしまったので、こうでもしないと道中がつらい。

 さて、これで小一時間もすれば東京に到着。やはり飛行機は速い。特に今回の私のように市内中心部から小松までのアクセスに問題がないなら、飛行機の方が楽だと感じた。これが電車が東京まで直通なら話は別だが、越後湯沢での乗り換えがやはりネックだ。早期の直通運転を要望した山形や秋田の人の気持ちが分かる。

 寝不足は相変わらずなので、ここでも寝ようと試みたが、一時間はあっという間で、適当にヒマをつぶしていたら羽田に到着してしまった。飛行機の着陸時はみんなせっかちで、ゲートに着く瞬間に立ち上がる。これも私は慌てず、スムーズに動くようになってからようやく立ち上がる。詰まっているうちはまだゲートを接続する作業中でどうせ動けないし、そんなに時間は変わらない。

 今回は珍しく荷物も預けてあるので、グルグル回ってくるのを待たなければならない。最初、慣れないもんだから自分が乗ったのが小松発であったのに気づかず、「札幌」という文字を探したりしながら小松が6番であるのを確認し、荷物受取所へ向かって歩いていると、「小松発着は5番に変更になっています」とのアナウンス。5番は今通過してるところだと思った瞬間、私の荷物はそこにあった。慌てて流れていく荷物を回収して出口へ向かうと、気がつけば着陸してから10分しか経っていなかった。珍しく要領がいい。


羽田空港 − 天王洲アイル − 品川 − 新宿 − 武蔵境

 今夜の宿は、去年のこの学会紀行に同行して武蔵境に居を構えている友人の家だ。彼は、普段の職場は荻窪だが、時々あちこちに出向いていて、今夜は天王洲にいるという。そこで今回は京急を使わず、モノレールに乗ることになる。飛行機からモノレールへ乗り継ぐのは、もう10年ぶりくらいになる。

 彼はまだ仕事が終わってないので、しばらく空港で時間をつぶす結果になった。せっかく荷物の受け取りが早かったのに、結果としては意味のないことだった。

 携帯電話で仕事終了の知らせを受け取って、モノレールで天王洲へ向かう。天王洲アイル駅は初めて降りるどころか、実は私は初めて見ることに気づいた。いかに東京モノレールに縁がなかったかよく分かる。

 友人と合流して、またモノレールに乗るかと思ったら、品川までバスで行くという。中央線へ行くのに、浜松町から東京経由がいいか、品川から新宿経由がいいか、それは気分の問題だろう。ただし、このバスは品川駅港南口に着くので、山手線に乗るにはかなり遠い。

 品川から新宿までは山手線。これがなかなか遠く感じる。そういえば臨海副都心線が開通して埼京線と直通すれば、このケースはまさに天王洲から一本で新宿へ行けるようになる。

 新宿駅の中央線ホームでは、青梅線が区間運休しているとの電光掲示があった。中央線自体は問題ないようで一安心? 途中、吉祥寺に寄って、一杯交わしてから武蔵境へ向かった。


[15 春の関東・東北紀行]
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第一章 初体験 小松−羽田便(現在地)
第二章 学会に出席 船橋日大への道
第三章 四線会掲示板&スカ線トークオフ
第四章 郷愁漂うさいたま紀行
第五章 青森へGo!
第六章 京急全線に再乗車